Dijonディジョンを後にすると、最初に見えてくるChenôveシュノーヴ。
この街から、Côte de Nuitsコート・ド・ニュイのぶどう畑がはじまります。
村でなく街と呼ばれるのも、現在の約14,000人という人口の多さからして頷けますが、それは古代ローマ時代から運命づけられていたようです。
当時の主要な道路4本のうちの1つが、ここシュノーヴのすぐ東側を通っていました。そして紀元70-88年に設備された古代ローマ軍の建てものが並んだとされる考古学的な発見もありました。
現在はディジョン近くの住宅地、そしてコート・ド・ニュイの住民の毎日の生活をささえる商業施設の街という印象もつよいですが、まぎれもなくここから、コート・ド・ニュイのぶどう畑が始まります。
いちばん北の端の畑を見ておきたい、そんなディープな方には必須のポイントとなります。
シュノーヴの名前の由来
Climats et Lieux-Dits des Grands Vignobles de Bourgogneによれば、
この街の名前はCanavisとして、630年にl’abbaye de Bèze(ベーズ修道院)の資料に記載されました。
Canavisの由来は俗ラテン語のCAN(N)ABAで、この語はギリシャ語の、小屋・蔵・店などの意味を持つKANNABOSを俗ラテン語風にしたものだと考えられています。
そう。
古代ローマ軍のCANABAの風景がCanavisの由来になったということです。
これらのCANNABAは4世紀の中頃に破壊されたことがわかっていますが、Chenôveシュノーヴの名前の中に、今でもしっかりと残っているということですね。
シュノーヴの面積と人口
村の面積 7.41㎢
人口 約14,000人 (chenevelier, chenevelière)
シュノーヴの地図
教会から隣村の教会までの徒歩の所要時間
北側に隣接する村 Dijonディジョン(65分)
南側に隣接する村 Marsannay-la-Côteマルサネ・ラ・コート(45分)
アクセス
車 Gare de Dijonディジョン駅前から9分
Gare de Beauneボーヌ駅前から43分
電車の駅 なし
バス停(mobiGOモビゴ LR 113(113番ライン))3つ 順に北から南へ
CHENOVE – Carraz (Clinique)
CHENOVE – route de Beaune
CHENOVE – Langevin
AOC
Regional
Bourgogne Le Chapître
Communal
Marsannay
Marsannay Rosé
regionalレジョナルに格付けされている畑の広さ 5.04ha
communalコミュナルに格付けされている畑の広さ 39.96ha
隣村リンク
南 Marsannayマルサネ < Chenôveシュノーヴ > Dijonディジョン 北