12星座と12宮(サイン)

今回は、「天文学の星座」と「占星術の星座」の違いを見ていきましょう。

ビオディナミ農法に月を利用するとき、月の5つのサイクルを見ますが

そのうちの1つ、恒星月(こうせいげつ)のサイクルでは
月と星座の位置関係がとても重要になります。

恒星月=月の公転では、27日7時間43分12秒かけて
月が12星座を1周するからです。
このことは、おいおい詳しく見ていきますよ。

ということで、前回から数回にわたって星座について見ている所です。
今回は、「天文学の星座」と「占星術の星座」の違い
つまり、12星座と12宮の違いです。

ひとくちに星座と言っても、天文学でいう星座と、占星術でいう星座の2種類がある。天文学でいう星座は、正式には黄道十二星座と呼ばれ、実際に空に観察できる。占星術でいう星座は、正式には黄道十二宮という。天文学の星座と占星術の星座を並べてみると、やっぱりズレている。12星座には大きさの違いがある。実在する星座が黄道帯を占める範囲に違いがあるからだ。12宮は全部同じ大きさ。黄道帯を30度ずつ12等分にしているためだ。12星座と12宮が成立した時、おひつじ座とおひつじ宮はともに春分点からスタートしていた。12宮は毎年、春分点から牡羊座からスタートするのに対し、12星座は毎年50"東から西へ移動する。だから星座と宮はどんどんズレる。春分点とは、天の赤道と黄道が交わる点のうち、黄道が赤道を南から北へ交わる点のこと。

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