53. 2回目と3回目のrognageロニャージュ(摘芯)

1度目のrognageロニャージュ(摘芯)後に、bourgeon axillaireブルジョン・ナクスィレル(腋芽)が発芽、生長してentre-cœurオントル・クール(副梢)と呼ばれる枝になる。

上の図では省いているけれど、すべてのsarmentサルモン(新梢)からも、左のサルモン(新梢)と同じようにいくつものオントル・クール(副梢)がはえるから、垣根は枝と葉でいっきに鬱蒼としてくる。

このオントル・クール(副梢)を短く切り落とすのが、2回目のrognageロニャージュ(摘芯)だ

オントル・クール(副梢)もサルモン(新梢)と同じ構造だから、先端に必ずbourgeon terminalブルジョン・テルミナル(頂芽)をもっていて、どんどん発芽・生長していく。

そこでオントル・クール(副梢)のブルジョン・テルミナル(頂芽)を切り落とすのが、2回目のロニャージュ(摘芯)の目的

2回目のロニャージュ(摘芯)の方法

ぶどう樹の列をまたぎながら前進することができるトラクター、enjambeurオンジャンブーによる2回目のロニャージュ(摘芯)は、1度目と同じ装備だけれど、使い方をかえておこなわれる。

1度目のロニャージュ(摘芯)では、2枚の板を両側に開いて平らにし、サルモン(新梢)のブルジョン・テルミナル(頂芽)だけを切り落としたけれど、今回は2枚の板を開かずにこのままぶどう樹を挟んで、ぶどう樹の列の断面が台形になるように、長く伸びたオントル・クール(副梢)の先端を切り落としていく。

赤色を塗った部分が、ぶどう樹の列の断面になる。

板の内側にみえている回転刃が3つ、手前の板の内側にも同様に3つ、そして水平に据え付けられた2つの刃の、計8つの刃が1列のぶどう樹を覆うようにして進む。

1度目では、3列のぶどう樹を同時にロニャージュ(摘芯)できたけれど、2度目はそれが1列になる。

また、トラクターが入れない条件の畑や、手切りにこだわる生産者は、1度目と同様にcisailleスィザイユ(大ばさみ)を使った手作業でロニャージュ(摘芯)をおこなう。

もちろん、切るべき部分はトラクターでおこなう場合と同じだけれど、手作業ならではの微調整ができる。

3回目のロニャージュ(摘芯)

2回目のロニャージュ(摘芯)がおわると、それまでまだ発芽していなかったブルジョン・ナクスィレル(腋芽)が発芽、生長してオントル・クール(副梢)になったり、先端を切られたオントル・クール(副梢)のブルジョン・ナクスィレル(腋芽)が発芽、生長してくる。

いわば、オントル・クール(副梢)のオントル・クール(副梢)だ。

それらももちろんブルジョン・テルミナル(頂芽)をもっていて、発芽・生長してくる。その最新のブルジョン・テルミナル(頂芽)を切り落とすのが3回目のロニャージュ(摘芯)の目的だ。

2回目のロニャージュ(摘芯)と同様に、台形に刈り込んでいく。ぶどう樹の仕立てをぶどうやワインの生産ではなくて、生垣や垣根としてみたとき、この3回目のロニャージュ(摘芯)を終えた瞬間がきっといちばん完成度が高い状態だろう。