ビオディナミ農法に月を利用するとき、月の5つのサイクルを見ます。
今回はそのうちの1つ目、朔望月のサイクルです。
朔望月(さくぼうげつ)、つまり月の満ち欠けの話です。
朔望月の1サイクルは、新月から次の新月までで
平均で29日12時間44分3秒かかります。
新月と朔、満月と望は、それぞれ同じ意味です。
朔も望も、漢字に月が入っててかっけー。
この図の場合、地球からAの月を見ると新月に見え、
Bの月は満月に見えます。
新月とは、月が地球と太陽のあいだにある時
太陽に照らされている月の面は、地球からは見えません。これが新月!
満月とは、月が地球を挟んで太陽の反対側にある時
太陽に照らされている月の面が、すべて地球から見えます。これが満月!
この図では、外側に描いてある大きな月が、地球からの見た目を表しています。
太陽・地球・月の位置関係が、月の満ち欠けを作っているのがわかります。
ビオディナミでは、月が満ちていく期間と欠けていく期間のどちらの期間中にあるのかが重要視されます。
満ちていく時の半月も、欠けていく時の半月も
どちらも半月であることに変わりはありません。
しかし植物にとっては、月が満ちている途中なのか、欠けている途中なのかが大きな違いになります。
なぜなら、月は動いていて、そこには勢いがあるからです。
フランスでは、空に浮かぶ月に棒を足して
pにれば満ちている途中(上弦)
dになれば欠けている途中(下弦)
という具合に月を見分けます。
ってことは、🥐これは欠けていくクロワッサンってことになりますね。
大文字のPとDではなくて、小文字のpとdにするところが味噌ですね。
大文字だと同じになっちゃうもんね。