- 2012年11月19日
- 2020年12月8日
22. brûlageブリュラージュ(切り落とされた枝の焼却)
寒すぎてtailleタイユ(本剪定)できない日は、brûlageブリュラージュ(切り落とされた枝の焼却)日和だ。そして順調に剪定を完了して、暖かくなりだす前に終えておきたい仕事でもある。 brouetteブルーエット(手押し車)に集めた枝をつぎつぎと […]
寒すぎてtailleタイユ(本剪定)できない日は、brûlageブリュラージュ(切り落とされた枝の焼却)日和だ。そして順調に剪定を完了して、暖かくなりだす前に終えておきたい仕事でもある。 brouetteブルーエット(手押し車)に集めた枝をつぎつぎと […]
guyotギュイヨという名称の由来 19世紀中頃にこの剪定方法を広めたJules GUYOTジュール・ギュイヨ博士の名前がtaille en guyot(ギュイヨ仕立て)の由来だ。(写真(上)は1868年に発行されたギュイヨ氏によるフランスのぶどう畑 […]
先日ご紹介した垣根仕立ての中でも、ブルゴーニュのコート・ド・ニュイで最も一般的な仕立てが、guyot simpleギュイヨ・サンプルという方法。 落葉後のギュイヨ・サンプルのぶどう樹をかいてみた。これをtailleタイユ(剪定)しよう。 guyot […]
収穫よりも、剪定の方が楽しみっっ(・`ω・´) 突如なーにを言い出したかというと・・書きたいことは、ぶどう果粒は結果である。ということだ。 果実を結ぶと書いて結果。そしてそう、原因と結果としての結果でもある。 結果としてのぶどう果粒 まずすべての源、 […]
現在、ブルゴーニュのぶどう樹の栽培には、垣根仕立てが採用されている。整然と並べて植えられたぶどう樹を、杭と針金を使って生け垣のように仕立てるからこう呼ばれる。 しゃがんで撮った写真(収穫一週間前) 垣根仕立ての構造 夏、生長した枝は仕事をほどこされ、 […]
ある年のぶどう樹の生長と、それに呼応した生産者の仕事のカレンダーを書いてみた。 ブルゴーニュの天候は年によって異なる もし、ある年と同じ日に春が来たとしても、同じ気象条件で季節が移ろってゆくことはありえない。 そのおかげで、ぶどう樹の生長が数週間単位 […]
この春植えた樹。 こちらは13歳まだまだ若い樹。 若い樹は樹勢が強い 樹勢とは、樹が大きくなろうという勢いのことだ。樹勢が強い樹は前年よりも枝と葉を増やし、枝を長く遠くへ生長させることで光合成を有利に行って、幹も枝も太く強 […]
ぶどう樹は生命力が強い。長く伸びた枝をそのまま土に埋めておけば、根がはえて次々と枝が増え、それらが樹になるし、また、根をそのままに幹を倒して土に埋めれば、その樹の枝たちがそれぞれ新しい樹になる。 でも、こういう増やし方はもうできない。 フィロキセラ禍 […]
vieille vigneヴィエイユ・ヴィーニュとは、ぶどうの古木のことだ。 vieilles vignesヴィエイユ・ヴィーニュ(同じ発音)と、複数形のsをたして綴ると古木のぶどう畑となり、それがボトルのエチケットに書かれていれば、そんな畑のぶどう […]
畑は夏々の常暑。金曜日、仕事を終えて家に帰ったら、集まった人とアペリティフをはじめよう。 近所のドメーヌで定年まで勤め上げた引退組、現役の若者、中堅・・老若男女である。おつまみにがっつきながら、世界で一番おいしいアリゴテをいっき飲み。さてさてっ。 か […]