- 2019年1月23日
- 2022年5月12日
プロフィール
いつも当ブログをお読みくださり、ありがとうございます。 『ブルゴーニュ コート・ド・ニュイのぶどう畑散歩ガイドブック』を運営しているフルニエめぐみです。 2010年よりブルゴーニュ在住。現在は、ソムリエのためのぶどう畑を観察できるようになる講座を作り […]
いつも当ブログをお読みくださり、ありがとうございます。 『ブルゴーニュ コート・ド・ニュイのぶどう畑散歩ガイドブック』を運営しているフルニエめぐみです。 2010年よりブルゴーニュ在住。現在は、ソムリエのためのぶどう畑を観察できるようになる講座を作り […]
一生を終えたぶどう樹を野晒しにして乾燥させたあと、家の暖炉に焚べている。暖炉用の薪にくらべておだやかな火がつくから、冬の最初の点火はvieille vigneヴィエイユ・ヴィーニュではじめる。 その体からたくさんのワインを恵んでくれたぶどう樹が、炉の […]
留学をしたはじめの年、私はボーヌにあるcfppaという学校でぶどう栽培とワイン醸造を学んでいた。カリキュラムはドメーヌでの就労にとって非常に実用的で、1年を通して希望のドメーヌでの研修と、校内での座学を並行しておこなうものだった。 実践と理論、理論と […]
ヴィエイユ・ヴィーニュの魅力 vieille vigneヴィエイユ・ヴィーニュってなんだっけのページで、「ヴィエイユ・ヴィーニュの魅力は、エキス分の多い果汁を恵んでくれることだ。でも、それだけじゃない」と書いていた。 もうひとつのヴィエイユ・ヴィーニ […]
pédicelleペディセル(小果梗・小花柄)に走っているfaisceauxフェソー(維管束)は、ぶどう果粒の中の維管束と繋がっている。そして、その維管束は果粒の中で、3つのタイプにわかれている。 3タイプの維管束 ・faisceaux […]
果粒のかたちと大きさ ぶどう果粒の形には、品種によって球形、楕円、たまご形、弓形など多様性がある。大きさも直径20~25mmの大、直径15mmほどの中、直径10mmほどの小にグループ分けされるなかで、ピノ・ノワールの果粒は球形の小に分類される。 &n […]
nouaisonヌエゾン(結実) 受粉・受精後すぐに、子房はとても速いスピードで大きくなりはじめる、果粒の生長の最初のこの段階を、nouaisonヌエゾン(結実)と呼ぶ。 nouerヌエと綴ると一般的には”結ぶ”という動詞で、農業や植物学の分野では” […]
ぶどう樹の苗を畑に植えた年から3~5年間は、樹形の基礎をつくる大切な期間だ。 あらかじめ決めた剪定方法と、そのぶどう樹を将来どのような姿にするかの方針にあわせて剪定と摘芽をすることで樹形を整える。 それはつまり、guyot poussardギュイヨ・ […]
それでもどうしようもなくbrasブラが弱ってしまい、充分な太さのsarmentサルモン(新梢)を恵むことができなくなってしまった場合。 vieux boisヴュー・ボワ(ぶどう樹の2歳以上の部分)から発芽する枝、gourmandグルモン(徒長枝)を数 […]
brasブラの発育がわるくなってきた。この右側のcrochetクロッシェは、充分な太さのsarmentサルモン(新梢)を生長させられない状況だ。生長期を終えているのにもかかわらずsarmentサルモン(新梢)が細く短い。 このぶどう樹のなかの2本の管 […]