33. ébourgeonnageエブルジョナージュ(摘芽): cordon de royatコルドン・ド・ロワイヤ

cordon simpleコルドン・サンプルも、cordon doubleコルドン・ドゥーブルもébourgeonnageエブルジョナージュ(摘芽)でcrochetsクロッシェに2芽のこす

この2芽は、剪定でつくったあたらしいクロッシェにのこした2芽のそのままの数だ。

だからguyot simpleギュイヨ・サンプルのbaguetteバゲットのように、どの芽をのこそうか迷わなくてすむから、コルドンのébourgeonnageエブルジョナージュ(摘芽)は比較的やさしい

のこす芽の選び方 芽の数と発芽している場所 

ただ、コルドン・ドゥーブルにcrochet de rappelクロッシェ・ド・ラペルがある場合、すべてのクロッシェに2芽残してしまうと枝が計10本になる。

10本では多すぎるから、クロッシェ・ド・ラペルから発芽したの2芽のうち、より低くより垣根の中心にちかい芽をのこし、もう片方を摘む

そうすることで枝の茂りすぎを防ぎ、ぶどう房も増えすぎずに、しかも、この樹の将来の剪定の可能性も確保できる。

コルドンのあたらしいバゲットのébourgeonnageエブルジョナージュ(摘芽)

あたらしく作ったバゲットの芽をエブルジョナージュ(摘芽)するときは、等間隔にしかも垂直に発芽している芽をのこす。

この時にのこした芽の基本的な位置や方向は、枝になっても次の剪定でクロッシェになってもずっと変わらない。

だから、コルドンの新しいバゲットのébourgeonnageエブルジョナージュ(摘芽)はとくに慎重にする。来年あたらしい枝がまっすぐに発芽できる芽をもつクロッシェのおかげで美しいコルドンになる。

コルドンのdouble bourreドゥーブル・ブール

それから、コルドンの場合もドゥーブル・ブール(ふたごの芽)をひとつのこらず見つけたい。

この写真はコルドンの左端のクロッシェの芽だ。
右側に発芽しているのがdouble bourreドゥーブル・ブール(ふたごの芽)。1つのnœudヌ(節)から2つの芽が発芽している。花の蕾の房をもっている方をのこして、片方を摘む。