• 2024年7月8日

火成岩ができて風化してぶどう畑の土の個性になるまでの話

火成岩はマグマが固まってできた岩です。マグマが地下深くで固まったものは深成岩と呼ばれ、マグマが浅いところで固まったものは火山岩と呼ばれます。これらの岩は無機物の結晶で成り立っていて、長い時間かけて風化されるといろいろな種類の粒子になります。そして、そ […]

  • 2024年7月5日

ワイン産地の母岩を、地質学的な分類にあてはめよう

今回から数回にわたって、ぶどう畑の母岩とその土壌を1つずつ見ていくんですけど、こんな細かいことってソムリエに必要なのかなってほんの一瞬疑問が湧くかもかもしれません。でも、ワインの資料によく出てくる〇〇土壌というものがワインの質やぶどう樹にとってどんな […]

  • 2024年6月23日

ぶどう畑を掘ったら見つかる3層。土はどのようにできたのか。

ワインの資料で地質の項目を読むとき第1のコツは、まずその文が土の説明なのか、岩の説明なのかを見極めることです。ぶどう畑の地面を掘っていくと、上から順に3層に分けることができるんですが、どのようにしてこの3層ができたのか、3層同士にはどんな関係があるの […]

  • 2024年6月22日
  • 2024年6月22日

『宇宙ワイン』エピソード・ゼロ。「ソムリエとぶどう畑についての用語」と「ぶどう畑の三体問題」

今日は、この『宇宙ワイン』をどんなノリで作ってるのかの話です。普段より長くなってしまうのでもしよかったらお時間のある時にお読みいただければ幸いです。もう、今までの投稿を毎回ごらんくださってる方々は、なんかもう今更言わなくてもという感じだと思うのですが […]

  • 2023年6月29日

言葉から生まれるワイン 生産者・ソムリエ・飲み手が望むとワインは生まれる

ヴァン・ナチュールを「天然に近づけようとしている」ワインという意味で理解して、もっと天然に近いワイン作りをしたい、飲みたいと思って実践している生産者のワインがあります。これは前回とは別の「自然」の解釈です。今回は、言葉があるからこそ、その要素の純度が […]

  • 2023年6月17日
  • 2023年6月22日

「自然」の定義まで遡る ヴァン・ナチュール そもそも論

意図的にそこに作物を植えて収穫を得ているのだから、ぶどう栽培に「自然な」と形容詞をつけることに違和感を覚える。そんなあなたに捧げたい、「自然」という言葉の定義に遡るヴァン・ナチュールそもそも論。 natureナチュール(自然)という言葉の2つの定義 […]

  • 2023年6月3日

畑に与えていた肥料が土中の微生物の種類に強く影響し、今の土の状態を決定する

それまで畑に与えていた肥料の成分が、土の中の微生物の種類に強く影響しているということが知られるようになりました。そしてどんな微生物が繁栄しているかによってその土全体の今の性質が決まり、作物の生長や収穫量に大きな影響を与えます。 土の中には、2つの異な […]

  • 2023年6月2日
  • 2023年6月4日

人類目線で、無機肥料を見てみよう「すげぇ・・」の巻

今日は、無機肥料というものがどれだけ凄いものなのかということを、人間と無機肥料の関係を通して見ていきたいと思います。 無機肥料が生まれるに至った経緯 18世紀の科学者たちはまだ、植物が何を栄養にしているのか知りませんでした。例えば、根っこが土の粒子を […]

  • 2023年5月22日

無機肥料の機能を、植物目線と土目線で見てみようの巻

作物にとって1つの栄養素としての無機物は、有機肥料・無機肥料のどちら由来であろうとまったく同じように作用するのに、なぜ有機肥料と無機肥料を選んで使っているんでしょうか。それは、有機肥料と無機肥料とでは土にとって大きな違いが出るからです。 無機肥料のレ […]

  • 2023年5月21日

有機肥料の機能を、植物目線と土目線で見てみようの巻

有機肥料と無機肥料を比較してみると、同じ”肥料”という言葉がついているものの、その機能に大きな違いがあることに気がつきます。何を目的にその肥料を撒くのか、どんな農業をしたいのか、生産者の土に対する考えが現れる部分でもあります。 […]